司法書士と研修
こんにちは。くろしば司法書士事務所です。
ちょっと暖かくなったかな?と思ったのに、今日からまたしばらく寒いようですね。
皆様お風邪など召されませぬよう、お気をつけくださいませ。
さて、今日は今までとちょっと趣向を変えて、「司法書士と研修」というタイトルでお話をしたいと思います。まあでも難しい話ではなくて、こんなことやってますよ、という軽い話ですので、お気軽にお読みください。
研修の受講義務
まずは、「なんで研修があるの?」というところから。
司法書士法第2条には「司法書士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない」と規定されています。(下線は筆者による)
また、司法書士法第53条1項7号には、司法書士会の会則に、研修に関する規定を記載する旨が規定されています。
まあ、士業としては当然なんですけど、法律ってどんどん変わりますし、新しい制度ができればそれについても知識をアップデートしないと、依頼者さんにご迷惑をおかけすることになります。けれど、自力で知識収集するのには限界があります。また、司法書士会としても、司法書士のレベルを一定以上に保たないと、社会からの信頼を得られなくなってしまいます。
そんなわけで、「業務に関する法令及び実務に精通」する為に、研修は必要不可欠なんですね。ただし、司法書士全員が自発的に研修を受けるヒトばかりならいいんですが、中にはそうでないヒトもいるかも。ということで、日司連会員研修実施要領に、一年度に12単位以上取得する必要があることが規定されています。また、この年度ごとの単位取得の他に、5年に一度の年次制研修も定められています。
以上の研修は司法書士として登録後のものですが、登録前にも新人研修があったり、簡裁訴訟代理権を取得するために必要な特別研修などもあります。
新人研修や特別研修は受講費がかかりますが、登録後の研修はほぼ無料で(というか、私、今のところ登録後の研修に受講費を払ったことはありません)、非常にありがたいなあ、と思っています(もちろん、毎月の司法書士会の会費は払っていますので、そこから賄われているかと)。
どこが研修を行うの?どんな研修?
とまあ、ざっくり研修の受講義務についてお話しましたが、受講義務があるなら開催しないといけないわけで。ではどこが研修を行っているかというと、これがいろいろあるんですね。
そこをご理解いただくために、ざっくりと司法書士の組織についてご説明。
まず、司法書士は必ず司法書士会に所属しないと司法書士と名乗ってお仕事をすることができません。
だいたい都道府県ごと(北海道は広いので4つある)に単位会があります。
で、その司法書士会の総本山が「日本司法書士会連合会」(日司連、と略すことが多いです)。
司法書士登録するときは、単位会を通して日司連に登録申請書を出して、日司連で登録の可否を決定することになります。
また、単位会の中に支部もあって、私は大阪司法書士会(←これが単位会)の豊能支部に所属しています(大阪会には12の支部があります)。
また、単位会がいくつかまとまった、ブロック会というのもあります(近畿は、2府4県の近畿司法書士会連合会です)。
で、研修をどこがやっているの?の話にこれがなぜ関係があるのかというと、上の組織の話が研修主催の話とイコールだから、なんです。
つまり、日司連主催あり、大阪会主催あり、豊能支部主催あり、近司連主催あり、とそれぞれの組織で研修を企画・実施しています。
また、こういった司法書士会本体以外にも、リーガルサポートや青年会などが行う研修もあります。
日司連主催のものはZOOMでリアルタイム受講する他に、eラーニングやアーカイブで動画視聴するものもあります。
大阪会所属の場合、大阪会主催や所属支部主催の研修を受講できるのはもちろんですが、場合によっては他支部主催の研修を受けられることも多いです。また大阪会自体の研修も多く、かなり充実しているなあ、というのが実感です(ちなみに、2月実施の大阪会主催の研修は8回ありました。別に全部受けないといけないわけではないです。)。
企画・実施してくださる先生方にはホント、いくら感謝しても足りません!
研修の内容は、法改正関係や登記業務に関するものから、周辺知識に関するものなどさまざまです。
講師の先生方も、司法書士から弁護士・税理士・大学教授・法務局の登記官・元裁判官・一般企業の方など、こちらも本当にさまざまです。
こんな感じで司法書士の業界は研修が充実しているせいか、先輩方も気さくに色々教えてくださるように思います。
また、司法書士の業務は年々幅広くなっているので、お互いに教え合う文化があるのも非常にありがたいです。
とまあ、こんなふうに、我々司法書士は日々知識の研鑽に努めております。
それは依頼者の方に適切なサービスを提供し、社会に寄与するためでもあります。
ということで、今日もこれから日司連の研修をZOOMで受講しますので、本日はこのへんで終了とさせていただきます!


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